あまみや乗り物大好き部

電車、フェリー、バスetc...乗り物好きの一人旅ブログです。節約や地方移住にも興味津々。

北東北3県乗り鉄旅1~ルートの紹介と海里~

北海道&東日本パスでゆるく乗り鉄をしてきた

こんにちはあまみやです!今回は〇人的暑さから逃れるべく、北東北3県(青森、秋田、岩手)+αをを鉄道でじっくり巡ってきました。

こんなことができるのは北海道&東日本パスのおかげです。JRさん本当にありがとうございます。

 

ルート図は以下の通り。横着してペイント使ったのが間違いだった

日毎に色を変えています。見ての通り一日当たりの移動距離はさほど長くないです。

個人的なこだわりとして

・乗換駅での途中下車

・積極的に駅スタンプを集める

・移動は極力日中に終わらせる

・要所要所で観光を楽しむ

というのがありまして、結果的に一日の移動時間が長くても10時間くらいになりました。

北海道&東日本パスとは?

11330円(2023年現在)でJR北海道&東日本、そしていくつかの三セクが連続7日間乗り放題になってしまうやばい切符のこと。追加料金を払えば北海道の新幹線や特急が一日使い放題になるお得すぎる代物です。

詳細は公式をご覧ください<(_ _)>

www.jrhokkaido.co.jp

 

 

一日目①~新潟発快速『海里』と酒田観光~

経路:新潟→酒田→矢島→羽後牛島

新潟駅から海里に乗り込み酒田駅で下車、その後JR羽後本線で羽後本荘駅まで行き由利高原鉄道鳥海山ろく線)に接続し往復。最後にJR羽後本線で羽後牛島駅まで行くルートです。

この記事では新潟~酒田を海里で踏破するところまでを扱います。

 

海里とは

海里は新潟駅酒田駅白新線羽越本線経由で結ぶJR東日本の観光列車です。デビューは2019年が比較的新しい列車です。金土日祝日を中心に一日一往復で運行されています。

停車駅は新発田、中条、坂町、村上、桑川あつみ温泉、鶴岡、余目となっており、この中でも桑川駅では30分ほど停車するので駅周辺の散策を楽しむことができます。新潟行の便では鶴岡駅でも長い停車があるようです。

指定席予約の難易度は高いです。私は予約開始日(乗車一か月前)の12時にえきねっとから座席を確保したのですが、窓側は山側D席の一席しか残っていませんでした。どうしても海側に座りたい方は、予約開始(乗車一か月前10時)と同時にえきねっとor窓口から予約をする必要があるかもしれません。

www.jreast.co.jp

 

旅の始まり、快速『海里』新潟~酒田駅

今回の旅は朝の7時に新潟から始まります。というのも海里は10:11分発の新潟発、当日移動ではとてもじゃないけど間に合いません。前日入りか深夜バスの二択と言えるでしょう。

とはいえ3時間ほど時間をつぶす必要があるので、どの店で朝食を食べるかは決めておいた方がよさそうです。想像より早朝に空いている飲食店が少ないです。

新潟駅西改札から徒歩数分の&cafe(アンドカフェ)にて、卵サンドセット(税込500円)

8時くらいになると、深夜バス以外の客も増えてきたので店を出ることにしました。駅前で目立つのは圧倒的にバスターミナルです。深夜バス観光バス循環バスと種類も本数も豊富となっています。

 

9時くらいになると駅ナカの施設もオープンします。せっかくなのでぽんしゅ館で昼ご飯を調達することにしました。海里でコンビニおにぎりというのはあまりにつり合いが悪いので...

写真はぽんしゅ館 クラフトマンシップ、工芸品を中心に取り扱っており職人さん手作りの道具を買うことができます。どれも魅力的な代物ですので、乗り換え時に立ち寄ってみてください。

そうこうしているうちに、発車30分ほど前となりました。海里はすでにホームに到着しているようなので向かうことにしました。

 

『海里』乗車

ホームに降りてきたとたんテンション爆上げです。なんせめちゃくちゃきれいでかっこいい!黒と赤のシックなデザインが最高にきまっています。この圧倒的センスの良さよ...本当に子どものようにはしゃぎました。

 

そしてこれが指定席のリクライニングシートです、ぐっすり眠れそう...

 

海里の豪華さに興奮しているといつの間にか半分以上の席が埋まっていました。

そして10時11分、海里は定刻通りに発車。ホームからは駅員さんや小さな子供が旗を振りながら見送ってくれました。どこまでも豪勢だなあ…840円しか払っていないのに。

 

シートも窓も広くてきれい(これ重要!)なので車内から停車駅を眺めているだけでも優雅に感じられます。車窓も街中から田園風景そして海岸と変化に富んでおり、さらに車内放送による解説が入るので飽きが来ません。

 そうこうしているうちにどんどん乗客が増え、いつの間にか満席になっておりました。途中から乗ってくる人も割といるみたいです。

 

桑川駅で途中下車

桑川駅では30分ほどの停車時間があります。桑川駅無人駅となっており、羽越本線の上下線ともに2時間に一本程度しか来ません。そんな辺鄙なところにある駅ですが絶景を楽しむことができ、また駅近に道の駅笹川流れがあるので買い物も可能です。

 

私はぽんしゅ館でお昼を買っていたので道の駅では購入しませんでしたが、記念の駅スタンプ(駅違い)を押してきました。マンホールカードもありましたね。

 

絶景以外では、桑川駅では海里仕様の上品な駅名標と待合室が目を引きます。これらは『きらきらうえつ』が運転終了し『海里』に転身した際に新設されたようです。正直なところ設置されてから4年経っているとは思えないきれいさです。毎日掃除されているのでしょうね。

 

ビューポイント『笹川流れ

桑川駅を出発するとまもなく海里一番のビュースポット『笹川流れ』に接近します。ここではゆっっっっっっくり列車を走らせることで景色を存分に楽しませてくれます。ビュースポットの到着前には声掛けをされるのでカメラの準備や席の移動をする余裕も十分にありました。

 

海里は日本海付近を走る列車なので、最も良い席は海側です。実際複数人で使用するコンパートメント席やダイニング専用の席は海側に作られております。しかし山側でも十分景色を楽しむことは可能ですし、何なら先頭車両の展望台や3号車のイベントスペースに行けば海側も見放題ですのであまり気にしなくてよいかと思われます。(譲り合いは必要になりますが)

ちょっと気になったのは、先頭車両一号車に備え付けられているモニターがガタガタ振動していること。満点をつけられる内装と車窓に対し、この振動音は正直興ざめとしか言いようがありません。エンジンの音とかだったら仕方ないんですけどね...

 

終点、羽越本線酒田駅

絶景を只管楽しむこと約3時間半、海里は予定通りの13時57分に終点酒田駅に到着しました。

下車直後は記念撮影をしたり駅スタンプを押したりと盛り上がっていた酒田駅ですが、10分もするとほとんどの客はいなくなっていました。時刻表を見る限り接続可能な電車がないことから、ツアー参加の方が多かったのでしょう。そんな中で窓側席をとれたのはラッキーだとしか言いようがありません。

 

次に乗るJR羽越本線秋田行は15時30分発、だいぶ時間あります。ずっと駅舎にいるのも暇なので一旦外に出ることにしました。

 

以下は酒田駅から歩いて6分ほどで着く『本間美術館』...の横にある『本間氏別邸庭園(鶴舞園:かくぶえん)』及び『清遠閣(せいえんかく)』です。美術館にて入館料を払うことでこちらにも入ることが可能です。

駅近で大人料金1100円ということで、鉄道旅で接続待ちをする間の観光に適していると思います。実際列車内でずっと座っているとそれだけで疲れますし、自然の中で歩くことはよいリフレッシュになりました。

 

清遠閣の展示より。酒田市に来ることを『来酒』って言うんですね。読み方は『らいさか』であっているんでしょうか...?

 

www.homma-museum.or.jp

 

他にも駅前には『酒田駅前交流拠点施設ミライニ(MIRAINI)』という施設があります。市民のための図書館と観光案内所が悪魔合体!その結果、本を楽しむ親子連れのそばを一人旅乗り鉄が横切ることに...。

ちょっと恥ずかしさや居心地の悪さを感じるものの、ここの展示物はなかなか楽しいです。特に自分は船も好きなので、模型と思わぬ出会いをして感激でした。

これは『定期船とびしま』、酒田港と飛島港を約75分で結ぶフェリーだそうです。とびしまがひらがななのは、豪華客船飛鳥と字が似ているからだったり...?

 

この写真を撮っているときが一番恥ずかしかったです。それでもかわいいので何枚か撮影した結果、どれも少しずつぶれていて悲しかった。


そんな『ミライニ』の詳細は公式サイトをご覧ください。

miraini-sakata.jp

 

これにて一日目①は終了です。ここまで読んでくださりありがとうございました。次は一日目②~由利高原鉄道701系羽越本線~の予定です。今後ともよろしくお願いいたします。



 

おまけ~どうでもいいあれやそれ~

旅行記を書くうえで、記事に盛り込むと話がずれそうだけどどうしても気になったあれやそれについて書いておくところです。

新潟駅にて見かけた謎の広告

これは求人なのか...?文字を読むことでかろうじてセキュリティ会社だとはわかります。でも何...なんで警備会社の広告でおばさんが犬を抱えているの?(こうやって話題に出している時点で、この広告は『正解』なんでしょうね)

会社名で検索したら公式サイトもまた独特でした。お時間あればぜひ。

 

ぽんしゅ館にて購入したお昼ごはん

なんとなく駅弁を食べる気がしない&日本酒は飲めないのコンボにより、お菓子のみとなったお昼ごはん。ぽんしゅ館で売られているだけあり、すべて新潟に関する商品となっております。

この中での個人的おすすめは、左下のパイ焼ドーナツ【粒あん】と右上のてづくり焼きドーナツ【いもジェンヌ】。特にパイ焼ドーナツは中にぎっしりと粒あんが練りこまれており食べ応えがあります。ただしパイがパラパラ飛び散るのでウエットティッシュは必須。

 

八色生チョコはパッケージの通り、スイカ味の生チョコで冷凍商品です。私の口は会いませんでしたごめんなさい。